美しいコンクリート打放しのエントランスホール アモーレパシフィック本社ビル デビッド・チッパーフィールド設計
韓国のコスメの最大企業であるアモーレパシフィックの本社ビル
まずは、日射によるエネルギー軽減を目的とした外装の縦ルーバーに目がいきます。
このルーバーは方位によって形状が異なり、適切な採光と、日射遮蔽がシュミレーションにより決められています。
四角い建物には3か所横穴が空けられ、5階のボイドには、水盤・植栽が施されています。
エントランス部分
中に入ると、大きな吹抜けが出迎えてくれます。
統一されたコンクリートのワッフルスラブのデザインは、徹底されていて、美しさを感じます。
見上げると大きなワッフルスラブには水が張られていて、水紋がコンクリートの壁に当たり、時間と共に移り行く模様が見れます。
2階からホールを見る
3階からの見下ろし
吹抜けを回る回廊の天井もワッフルスラブ
そこに音を低減する素材が埋め込まれています。
丸いコンクリートの柱もジョイントがほとんど目立たず、美しい。照明もシステム化されたダウンライト
1階美術館エントランス
エスカレーターの底もコンクリート打放で徹底しています。
単純な形態ながら余計な素材が見えないし、厳粛な感じさえ漂います。
地下のトイレの天井もこんな感じでデザイン統一がされています。
上階のヴォイドは、警備上見れなかったのが残念ですが、とにかく素晴らしい建築であることは確か。
設計は、イギリスの建築家、デビッド・チッパーフィールド











