韓国ソウル郊外 ミメーシスアートミュージアム アルバロ・シザの建築(1) 庭が建物に吸い込まれるような曲面壁の外観
韓国視察旅行で見る建築家アルバロ・シザ設計の建物の二つ目は、ソウル郊外にあるミメーシスアートミュージアムです。
こちらは右側は、駐車スペースを挟んで建つ事務所棟。なかなかのモダニズム建築で美しい。
側面の白い壁が見える美術館の建物
開口部や、庇のデザインが唯ものではない事を暗示しています。
廻りこんでゲートから入ります。
左の道がエントランスへと向かう道
2つの建物に見えますが、実は庭が建物をえぐるように入り込んでいってます。
建物の脇から右に入っていくと、先程の事務所棟が見えます。
建物脇から庭方向への見返し
さて、もとに戻り、2つのアプローチ道の右側を進むと、もう一つの出入口が。
先にはキューブの入口が。こちらは小さい入口ですが、ここを使う事もできそうです。
壁と建物2階軒下にはスリットが切られていて、大きな曲面ボリュームの壁とピロティーの壁がデザイン的に美しく分断されて見えます。
庭が建物をえぐり込むようなデザイン。
そして曲面の壁に設けられた象徴的なキューブの入口が、空間を締めています。
先程のピロティー壁と天井スリットも分節が明確化されていて有効であることが、この立面から感じられます。
えぐり取られた建物の庭からの見上げ
空を曲面壁が切り取り、空を切り取るアートのような不思議な風景になっています。
この建物の外観上の肝となる部分。
全体のエントランス側立面
左が、カフェのあるエントランスになります。
外観2
外観3 玄関ゲート側を見る。
カフェテラスのあるエントランス
左の方を見ると
左にはアイストップとしての下がり壁が下りてきて、領域を暗示させます。
カフェテラス側面立面
テントにより拡張されたカフェ空間。ここも気持ち良い外部空間になっています。
















