ミメーシスアートミュージアム アルヴァロ・シザの設計(4) 反射した柔らかい自然光で絵画を楽しむ
さて、ミメーシスアートミュージアムの3階展示場に入っていきます。
3階のプラン
2つの棟には2つのトップライトが設けられています。
模型
天井と壁が柔らかい光に包まれて美しい
ここは、間仕切りの無いワンルーム。
建物には大きなトップライトが設けられていて、そこからの光を一旦天井スラブで受け、間接光として壁を柔らかく照らす仕組みがとられています。
間接光は、大洋からの自然光と、間接照明によるもので、それらを上手いこと使い分けて絵画を照らします。
2重天井を支える構造が見える唯一の場所。四角い支柱が天井を吊っていますね。
コーナー部分
こちらは、間接光では無く、トップライトの直射日光が入っています。
手前右手の床に設けられたガラス開口から、1階が覗けます。
不思議なスロープ
こちらは、入り組んだスペースなんですが、ここからコートヤードが覗けます。
コートヤード
反対の窓から見るコートヤード
美しい展示空間ですが、天候や時間帯で自然光の光の強さや色が変わってくるので、絵画などの展示ではなかなか苦労しそうです。
あくまで時間の変化などを許容して、それでも良い作品展示であれば問題はないのでしょうが。
しかしながら、アルヴァロ・シザが手掛けた美術館の素晴らしさを体感できて良かったです。
















