朝鮮王朝の歴史を今に伝える景福宮
ソウルの中心に位置する朝鮮王朝時代の建造物、景福宮
光化門から続く広大な敷地に時の政治を行った王朝の建物が点在しています。
景福宮ができたのは、1395年。山を背景とした風水の考えをとり入れた王宮です。
勤政殿は、朝鮮王朝の正殿で、重要な行事が行われたところ。
廻りの回廊が色華やかで、目を惹きます。
丸太を用いた垂木
床は石の乱貼り。どうしてこのように歩きにくいかというと、スピードをあげて歩けないように考えられているからです。王様の前ではゆっくり歩きなさいという事だそうです。
床は緩やかな勾配になっていて、雨が降っても水が溜まらないように配慮されています。
奥に行くと床が上がるので、回廊にもこのような段差を設置。軒ラインが一段上がっています。
美しい回廊
壁の材料
壁の材料2 この穴は、床暖房(オンドル)の排気口
壁の材料3
大きな池に浮かぶ国宝の慶会楼
宴会場です。
外周の柱は四角で、内部は円柱
2階が宴会場で、窓からは美しい王宮が見渡せます。
大きくはね出した屋根瓦の上には西遊記にでてくる人物や動物たちが飾られています。
こちらも美しい煙突
タイルと瓦、石の取り合いも美しい
奥の宮に入ります。
王様が居た建物
屋根瓦の棟がありません。
これは、王様の威厳が天に届くように、途中に遮る水平ラインをつくらない為のデザインとされています。
玉座
時計は日時計。きわめて正確だそうです。

















