comico art museum のｷﾞｬﾗﾘｰ2では、写真をはじめあらゆるアートを手掛ける杉本博司氏の「海景」が展示されています。 静かな水面を時には近くから、崖の上からと、いろいろな敷地環境に合わせて撮ったシリーズ。 海には船や、島や雲など水と空の空気しか映らない場所と時間を求め、海そのものを捉えた写真が並びます。 画面は、空と海が1：1の構図。 画面構成は一般的には7：3とか言われますが、ここではあえて1：1とすることで、その奥に潜む原風景が見えてきます。 原始人もこれと同じ風景を見ていた。 時間軸を超えた風景が額縁一杯に拡がります。 こちらはギャラリー1の方向をみたところ。 この2人の芸術家の展示空間ある　comico art museum 。展示の説明は、美術館のスタッフが丁寧にしてくれます。 ゆっくりと、その芸術に向かい合える美術館でした。