逗子市 桜山の家 屋根の架かったデッキテラス
広大な桜山の緑をどのように建物に取り込むかが、一番考えたところ。
私が小さいときの原風景として、パーゴラのある大きな石の床の上に、デッキチェアーを広げて、庭を眺めながら
うたた寝していたというのがあります。
夏だったと思いますが、庭では堰うるさいほど鳴いていて、それでも風が気持ち良く通り過ぎていきました。
我を忘れる至福のひととき。
そんな原風景のような場を作ろうと、今も設計しているわけなんですが、この逗子の家でも、屋根の架かるデッキスペースを
造りたくていろいろ考えました。
条件は、雨の日でも、その雨音を楽しめる場所にする。ダイニングからテーブルを持ち出して、バーベキューや朝食を気楽に楽しめる場所にする。
他の家が見えず、山の緑と空だけが見える。庭に連続して、気楽に庭いじりも楽しめる。
そうしてできたのがこのデッキテラスです。
内部から見るとこんな感じ
窓の向こうはリビング
庭の先にはテニスコートもあるんです。
木の椅子もなんだか映えるでしょう。
ここに座っていると時間を忘れます。