立教大学本館 蔦を生かしたままの改修工事
残されている貴重な建築群には蔦が外壁にとりついています。夏になると外壁は緑に覆われ、これまた趣のある様相に変わります。工事では外観はいじりませんが、内部の耐震補強のために鉄骨を搬入し、施工しなければいけません。工事の絶対条件として蔦を枯らすなということが求められたそうです。
時計も古いもので、新しくできない代物。とてもきを使いながらの工事だったようです。
本館の中心ですが大学のシンボルでもあります。4つの塔がそびえます。
正門から見える2つは同じ高。反対から見る塔は違っています。片方は煙突でもう片方は階段室
新しく設けられた庇も蔦が這う外壁のところは空けて、蔦が地面からそのまま伸びるようにして施工。デザインも奇抜なものではなく、外観にそのまま溶け込むものでした。
こんな気を遣う工事はやはり日本のゼネコンならではの優れた仕事です。