別府に残る明治の旅館建築 冨士屋 玄関正面に構える光を採り込む階段
別府に残る唯一の明治の旅館建築冨士屋です。
白い漆喰の壁と瓦屋根のコントラストは、本当に美しい。
入口部分
門をくぐり、奥へと進みます。
こちらが玄関
立派な瓦屋根の玄関が旅人を迎え入れます。
入った1階は、今は喫茶店。
引戸を開ける昔ながらの大きな玄関土間。
正面の下駄箱は、大きな壁が回転してその裏側が収納になっています。まるでコルビジェの家具のよう。
そして、明るい玄関ホールを生み出しているのが、階段です。
なにより空間に奥行きと拡がりをもたらしていて、空間の目玉になっています。
階段の奥が喫茶。
光が採りこまれ、上に上がってみたくなる階段
黒い柱も沢山入ってますが、ひとつも気になりません。
ダークブラウンと白のコントラスト。