十和田市地域交流センター「とわふる」(3)光を意識させる白い内部空間
白い中庭から白い内部へ。
中庭は、飽きる事の無い空間でした。
内部は、ガラスのスクリーンで、この中庭と途切れることなくつながっています。
内部のホワイエ空間
ホワイエは、L字型の廊下兼用
天井は、斜めに上がっていきます。
フラットでないので、空間に膨らみが感じられます。
このホワイエを挟んで、展示室が並びます。
見学した時は、どのホールも催しが無くクローズでした。
事務所
ここにだけは、木のカウンターが置かれます。
床はグレー色。壁と天井は真っ白
真っ白い空間にハイサイドライトからの光が注ぎ込みます。
照明も白い空間には映える。
白い空間ですが、冷たさは感じられません。中庭と完全に繋がります。
内部から見た中庭
壁の向こう側の切り取られた街の景色も見えます。
これから後何十年したら、この壁の開口から見える景色は相当変わっているのではないでしょうか。
建築家藤本壮介氏の建物は初めて体感しましたが、やはり今までにない感覚でした。
勿論この中庭は、アアルトのサマーハウスを連想したり、白い壁に放たれたハイサイドライトからの光も北欧の建築を連想させますが、それらを自分なりに解釈して
この大空間を創り上げる事が素晴らしいです。
気持ちの良い建築でした。
今度は、前橋のホテルにでも行ってみたいと思います。