箱根ポーラ美術館
箱根ポーラ美術館です。
天気の良い日にいくと、この美術館の素晴らしさがよくわかります。
国立公園の中に建設されているので、かなり厳しい規制がかかっています。
すり鉢状に彫り込んだ中に埋もれるように配置
かなりのボリュームがある建物ですが、地中にうもれているので存在感はそれほど気になりません。
建築的にはその彫り込んだ中に、いかに光や景色を取り込むかがポイントだったと思います。
エントランスのブリッジ
ガラスのエントランス。このガラスのスリット屋根がこの建築の特徴を最も表しています。
模型でみるとこんな感じ。
すり鉢状に掘られた穴に、いくつかのボリュームの箱が置かれ、その箱にガラスのスリットが組み込まれています。
ガラスのスリットの中をエスカレーターで下りて行きます。
ホールにあふれる光。
屋根スラブを支える鉄骨の柱
そして美術館のレストランからも、美しい箱根の自然が見られます。
模型でいうと左の広場がレストランから見える前庭
この時の展示は、モダンタイムズ・イン・パリ1925
コルビジェの展示スペース
建物の外は、回遊散策道になっています。
すり鉢の土木的な構築を見ることができます。
なかなか大変な工事だったと思います。
外観