村野藤吾 輸出繊維会館 アクリルと真鍮の取っ手 柔らかいデザインの照明
大きなサロンを中心に会議室が配されていますが、その扉に付く取っ手も村野さん独特のデザインがなされています。
人の手に触れるところは、優しいカーブの付いた透明のアクリル。そのアクリルを扉に付けているのが真鍮の金物。握りますと、村野さんの優しさを感じることができます。
会議室の一つ。照明デザインは勿論村野さんデザイン。
品のある光をもたらしています。海の中から泳いでいるクラゲを見たような優雅なデザインです。廻りの壁は階段を降りてきたホールからサロン、そしてこの会議室まで同じ木べニア塗装で、経年変化もありとても落ち着いた色合いになっています。奥は天井が低くなり、左奥には屏風が建てられ、床の間のようなしつらえを感じます。
天井もフラットではなく、面白い形の織り上げ天井になっています。単なる会議だけではなく、パーティー会場にもなる華やかさが付け加えられたもの
会議室内の椅子。座りやすい!
こちらは天井が高い大会議室。
もう一つの会議室。照明器具でがらりとその雰囲気が変わります。
これらいくつかの会議室を半地下に設置しているところに輸出繊維会館の大きな特徴があります。