レム・コールハース設計のソウル大学美術館

韓国で最も入学が難しいソウル大学 その入口近くにソウル大学美術館があります。 設計はレム・コールハース 一見、鉄骨フレームで構成されたガラスの箱が浮いた建築だなと思いました。 確かにそうなんですが、よくよく見ると、とんでもない建物であることがわかります。 まず、ガラスのキューブは宙に浮くかの如く、手前にキャンチではね出しています。 ソウル大学美術館 しかもそのはね出しの寸法が半端でない。柱がないということは。鉄骨のスペースフレームではね出しているということですが、このスケールは建築ではなくて土木的 ソウル大学美術館 ちょっと想像を超えています。 ソウル大学美術館 これだけ大きな軒下空間は、気持ちが良いです。 ソウル大学美術館 側面へ ソウル大学美術館 横に回り込むと、敷地が下がっていくのがわかります。 階段も下る ソウル大学美術館 先まで降りていくと、さらに驚かされます。 正面と同じようにこちらも大きくはね出して、建物が浮いています。 ソウル大学美術館 この大空間を柱無しでやるところが素晴らしい ソウル大学美術館 側面。敷地の高低差がかなりあります。 薄いスラブ。鉄骨のフレームが梁なんですね。 ソウル大学美術館 木々の中に隠れるように建つ ソウル大学美術館 側面。こちらはスロープ。 天井のガラスは、内部からこのスロープが見えるように配置されたもの。 ソウル大学美術館 美術館は閉まっていましたが、エントランスホールには入れてもらいました。 エントランスから見える吹抜けをもつ階段室 ソウル大学美術館 スラブ下から延びるガラス手摺 ソウル大学美術館 柱が見えないので、どうやってこの階段を支えているのかよくわかりません。 外周の鉄骨フレームで支えているのだろうけど。 ソウル大学美術館 この吹抜け階段の脇についているもう一つの階段 ソウル大学美術館 エントランス脇のロッカー室。床のガラスの下は、先程見上げた側面スロープのある外部通路。正面は、外部のエントランス空間。右は事務室 ソウル大学美術館 地下に設けられたホール ソウル大学美術館 上の展示スペースは見れませんでしたが、相当面白い空間であることは確か。