ユネスコ世界遺産 宗廟(1) 朝鮮王朝と大韓帝国の歴代王、王妃そして皇帝と皇后の神主(位牌)を安置する建物
ユネスコ世界遺産であり国宝でもあるソウルの宗廟です。
まずは、外大門
ここが結界となり、神聖なる世界へと導かれます。
真ん中に敷かれた石畳み。
石畳みは、神霊が通るので踏んではいけません。
またこのようにガタガタしているのは、意図的で、ゆっくりと歩かせるため。
斎宮と呼ばれる祭りの準備をする建物
その廻りを囲む壁の石と漆喰モルタルによる美しいデザイン
さらに進むと正殿を囲む領域に
手前に見える屋根の建物は、功臣堂といわれる、君子に仕えた功臣たちの位牌が収められた建物
こちらは、奥にある典祀庁というこれもお祭りの準備をする建物
こちらの塀も石の組み方が美しい
宗廟正殿の脇の入口
正面へと廻ります。
美しい塀が続きます。排水口もボリュームと存在感があり、なかなか良いです。
そして正殿正面の門である正殿南神門
中に入ると、正面に正殿がドンと構えます。
正殿の建築は、一字型で韓国では最長の建築
屋根の水平ラインが見事
そして手前の儀式を行う広い石畳も大きな石が並べられており、存在感があります。
南神門の方向を見たもの。門の左が、功臣堂
ここもわざとランダムでガタガタにすることで、人の動きがゆっくりになるように考慮されています。
真ん中は、神霊が通る清い道
本殿から手前に緩やかな勾配になっていて、水は溜まりません。
均等に分けられた柱
そして柱間にそれぞれの部屋があります。
歴代王と王妃の位牌がそれぞれの柱間に納まっています。
祭礼の時の写真
この祭礼もユネスコ人類無形遺産
正殿の脇に回ります
美しい石貼りの塀。土地が傾斜しているのがわかります。
石の基壇、横長石の芋貼り、そして赤く塗られた木造本体。、さらにはそれを取り囲む塀
ここには統一された美があります。



















