水の音がかすかに聞こえる心落ち着く納骨堂 竹林寺納骨堂
内部へと入っていきます。
スロープを下ります。真ん中が廊下で、両側に納骨堂。真ん中あたりに入口があり、中に入って亡くなった方にお参りします。屋根からのかすかな間接光が廊下をほのかに明るくします。正面の壁は杉板。その両側が開口になっていて、その木の壁に光があたります。静かなお寺境内の奥にありますが、鳥の声に混じって水の音が聞こえてきます。そのおとに導かれるように奥に進みますと、小さな中庭の中に水盤の床があり、そこに金属の蛇口から水が水盤に注がれていました。その水の音は、コンクリートの壁に反射して、堂内へと響いていたのですね。バワや、バラガンの水盤を彷彿させる、静かな場所を見事に創り出していました。
スロープで中に入ります。
正面は、木の壁。両側から光が木の壁に当たります。
入り口方向を振り返ったところ
気の壁を照らす開口部。
ここにきて外と繋がります。
壁を廻りこむようにして一番奥の中庭へ。
水の音が反射して心休まる空間です。
蛇口の高さ、水の深さなど、かなり考えこまれた設計です。