スロープと螺旋階段で街路のようになった建築 太田市美術館・図書館
太田市美術館・図書館は、同じ建物内に図書館と美術館が混在する建物。その運用は、なかなか困難かなと思いきや、上手く動線も考えられていました。もともと、読書も美術も自由で楽しい芸術の一つだし、今までのそういう施設が型にはまったつまらないものになっているので、もう一度その本質みたいなものを再考し、組み立てたのでしょうね。本を読んで少し気分転換に絵を見る。そしてカフェでお茶をしたり、外に出て風に当たる。なんてことがこの太田市美術館・図書館では自由に楽しめます。大きな家のリビング・ライブラリー感覚かな。
そして、建築的にはスロープです。スロープで繋がることで、建物の中に街の路が入りこんだというか連続性が感じられます。歩きながらの絵の鑑賞。
エントランス。美術館の入場料は、カウンターで支払います。
1階の展示場を出て、2階へはスロープで。
大きな開口部のあたりは、カフェや、自由に座れるフリースペース
そして2階の展示場を見て、進みますと、1階から3階までの吹き抜け空間に上に上るらせん階段が見えてきます。
このエントランスホールが見える空間は、この建物のとても魅力的なスペースです。
光とらせん階段。図書館や、アートスペースが混在した躍動感があるスペース
3階の展示場へはらせん階段をのぼります。
3階の展示室を見て、またこのホールへ出て、少し下がると外のテラスへと続いていきます。
そして、いつの間にか図書館の方に入ります。良い感じ
大きな開口部からは駅の広いロータリーも見えて開放感抜群