エントランスアプローチ
建築を設計するにあたり、非常に大切に考えている要素の一つにアプローチがあります。外部からその建物に入るまで、又は入ってから核となる空間に向かうまでのアプローチです。そこは、外部と内部を繋ぐ曖昧で尚且つ、意識をチェンジする結界と考えています。自宅も道路の扉を開けて、まず半外部である中庭空間に入り、そこから2,3歩歩いてもう一枚の玄関扉に辿り着きますが、その部分でふと意識が変わります。そんな中間領域を設計においてはいつも考え、非常に大切に扱っています。
豪雪地帯の森の別荘では、玄関扉を開けてからプロムナードを通りメインのリビングへと繋がりますが、外壁と同材の壁と石の床、そして外部デッキに解放される窓により、内部ですが意識は外のような空間を創りました。
外部と繋がる玄関(森の別荘)
半外部を感じるプロムナード(森の別荘)
先日訪れた根津美術館のアプローチもそんな意識を変える半外部空間でした。
非常にシャープな軒先が跳ねだし、植栽による竹と、建築に嵌め込まれた竹の壁で構成されたアプローチを進んで、メインのエントランスへと導かれます。道路の喧騒か遮断された静寂で落着いた日本の和を感じる導入部です。
この投稿へのコメント
こんにちは。
はじめておじゃまします。
素敵な写真ですね!!
こちらにおじゃました時に知りましたルイス・バラガン展ですが、本日の日経新聞に紹介されていました。
時間をみつけて見に行こうと思っています!
こんにちは。あそびにきました。
素敵なお写真ばかりでうっとりします。
わたしも主婦ブロガーですので、足跡のこしておきますね。
ほら、横浜に住んでいる同級生がいたでしょう?
アバターはイメージなので、あしからず…
ますますのご活躍を楽しみにしております!