ルイス・バラガン サテライト・シティー・タワー
メキシコの建築家ルイス・バラガンと彫刻家マシアス・ゲーリッツの共作によるタワーです。出来た当時は、廻りには建物も無く、都市のランドマークとして作られましたが、今は多くの建物が建ちそれほど目立たなくなっています。それでも車から降りて近くに寄れば寄るほどその造形の素晴らしさと力強さが大いに感じる事ができます。
塔は5本で構成され、大きさや形、色も別です。猛烈なスピードで走ってくる車の流れを鋭く裂くように3角形の塔がそびえます。
視点や角度によって数が3本に見えたり4本に見えたり、鋭角な角を持つカミソリのような壁に見えたりします。
煙突を作る工法でコンクリートを1mずつ重ねながら作っていったので、その筋が見え、構築物であるところのパワーを感じます。
下にいる人のスケールと比べると解りますが、高いもので50mもあります。
都市のスケール。
光の影のおりなす素晴らしい都市の彫刻だと思いました。