ル・コルビジェ ラ・トゥーレット修道院(4)
修道僧が1人になって祈りを捧げる場です。
大きな聖堂から天井の低い暗い通路を抜けて出るとこの聖なる場に出ます。
ひとりひとりの祭壇があり、上から注がれる柔らかい光の中、神との対話がなされます。
天井に空けられた3つのトップライトから不思議な光が注ぎ、静寂な空間を創り出しています。
ル・トロネーは、壁の厚みで光を感じました。このラ・トゥーレットでは、その光を天井に空けられたその厚みから感じることができます。
直の光の存在は、なかなか意識的に感じることはありませんが、壁に間接的に反射することによって光の存在を感じることができます。
また、間接光は静寂さを伴っているのです。