ル・コルビジェ サヴォア邸(1)
ル・コルビジェが1929-1931年に建てた理想的住宅がこのサヴォア邸です。1950年から60年代にかけてのロンシャンやラ・トゥーレットの後期熟練期とは異なる理想へと燃えた時代の集大成とも言われます。
広い水平の敷地の草原の上にぽつんと置かれた水平の白いヴィラです。
初めてここを訪れたのはもう20数年前の大学卒業時の旅行でした。その時は、管理もされておらず、荒れていて中には入れませんでした。でも、緑の中に浮かぶ白い箱は、強烈に印象に残りました。
入口からは、この角度で見えます。
車は、建物の右から入り、白い列柱の下ぐるりと回りこんで駐車場へと導かれます。アポローチが長くしかも建物の形態がシンプルで明快なだけに、気持ちが高ぶっていきます。
左がエントランスのガラス壁
右のまわるとそこがエントランス
こちらが回り込んだ建物エントランス部分。
車が回りこむようにこの部分は、曲面形状となり、四角の建物に流れを作り出しています。
緑の壁のところが駐車場
まずは、余計な考え無しに美しいと感じました。