旭川の家具と家つくりの会社 北の住まい設計社
旭川の工場で、家具や、家つくりをしている「北の住まい設計社」を訪問しました。
沢山の緑で囲まれた大きな敷地内に、事務所棟、工場、乾燥倉庫、レストランが配置されています。
もともとは1928年に山奥に建てられた小学校。この木造の小学校を譲り受け、家具の工場として今も大切に使っています。
まずは、事務所・ショールーム棟へ。
三角屋根の家型。外壁は木。廻りの自然に溶け込みます。
こちらでは、定期的に工場見学を行われていて、そちらに参加しました。
ここは、木の加工場「木取り場」。小学校の再利用です。趣ありますよね。
乾燥された木を無駄なく、木取りが行われます。無垢の木を用いた家具が「北の住まい設計社」の家具造りの根本。
沢山の種類の木が加工を待ちます。
こちらは、自然乾燥の倉庫。
材木屋さんから届いた木を、まずは自然の風の中でゆっくりと寝かせます。
これが自然乾燥。木に含まれる水分が多いと、製品にしてから剃りや割れなど、問題が生じます。
まずは、ゆっくりと寝かせて自然乾燥を行い、その後、人口乾燥機で、しっかり乾燥させて、先程の「木取り場」へと持ち込まれます。
北海道でも貴重な木を大切に使い、次世代へつなぐ家具にするためには、それなりの時間と労力がかかります。
板と板の間には自然の風が抜けるように、小さな棒を入れてますが、こちらもただの四角い材ではなく、空気が通るような加工がなされています。
乾燥倉庫の天井。
半分が木造、半分が鉄骨造。なかなか見ない構造体です。