京都唐長の唐紙で作った照明器具
ダイニングと和室のペンダント照明はそれぞれ京都の唐長さんで作ってもらいました。 オーナーの好みの柄を選定してそれがこの建物にあうようにしつらえています。 光が灯ると、唐紙に刷られた文様が浮かび上がり、面白い。 照 […]
階段に合わせた造り付け家具
階段は、上階から下階へ光を落とす吹抜け空間ですので、階段を壁で仕切らず片方をオープンにすることも多いのですが、その場合手すり壁を簡単に設けたりはしないで、階段状の造り付け収納をデザインすることがあります。階段に合わせ […]
年が経つほどに深みが増す漆のフローリング
自然素材の良いところは、経年変化を楽しめるところ。出来立てが一番よいのではなく、年を重ねる毎に趣が増し、しっくりと全体がなじんできます。落ち着いてくるといいますか、住む人にとっても優しい家になります。 漆を塗ったフローリ […]
漆の洗面器 型から造った一品物の洗面器
トイレは和風デザイン。 洗面器は、陶器の洗面器や、信楽焼きのものとかいろいろな種類の洗面器が出ていますので、それから選ぶのも楽しみですが、今回の家では漆をいろいろな所に使っており、洗面器も作ることにしました。デザ […]
リビングから中庭を眺める 雪見障子の楽しみ方 漆の床
中庭をリビングから眺めるのですが、ここには雪見障子を入れました。 ソファーに座った時に、腰から下の部分の障子が上に動い、庭の地面のところが見えます。障子を開けたり閉めたり、雪見障子を上げ下げすることで、中庭のいろいろ […]
設計はスケッチから リビングから中庭を見る
住宅の中でもっともくつろげる場所は、やはりリビングでしょう。そこにソファーを置く場合、そのソファーに腰かけて、どういう景色や建築空間に包まれた時に、あー気持ち良いなーと感じる場面というか空気感はどんなものか。その答え […]
玄関の脇に設けた和室 太鼓貼り障子は行灯のよう
和室は少なくなりましたが、不意の来客、来客の宿泊、着替えの部屋、子供達の遊び場にはとても重宝。ただ、普通の日は使う頻度が少ないので、できればその空間を見せて広く感じるようにしたい。そこでそういう和室は玄関の脇にしつらえ、 […]
玄関前には中庭を眺め、荷物も置けるベンチ
中庭を眺めながら右に廻ると、引き戸の玄関扉となります。 玄関の扉の前には荷物を一時的に置けるベンチを設置。 ここに座って中庭の水鉢の水音を聞くのも良い。 そんなちょっとしたゆとりの時間を感じられるスペースを設けることは […]
設計はスケッチから 中庭と玄関アプローチをつなぐ
門から玄関に入った時に目の前がパッと開けて外が現れる。そんな光景を想っていました。一昨年スリランカのジェフリーバワの建築を見学しに行ったとき、アプローチの巧みなデザインにかなり刺激を受けました。内部と外部が溶け […]
設計はスケッチから 中庭を廻る玄関アプローチ(1)
外部から内部へ入るアプローチは、その建物の肝と捉えて設計するのが僕のスタンス。気持ちを切り替える内部と外部の曖昧な空間がいかに楽しく、面白くそして精神的に重要かが、沢山の建築を体感しながら感じたことです。 そのアプロ […]
設計はイメージをスケッチすることから始める。鍾馗(しょうき)さんが載る玄関瓦庇
いつも新しいプロジェクトが始まる時、まずはイメージから始めます。 もちろんクライアントさんが要求することはほぼ100%満足できるプランにはしますが、そこになにを盛り込むか。敷地や機能の条件をどのように捉え、その解 […]
文部科学省(旧文部省)の煉瓦建築
虎の門の交差点にある旧文部省の煉瓦(スクラッチタイル)ビル。 後ろに控えるのが、建替えでできた高層ビル。前の建物は、昭和7年の築 道路のカーブに沿って建ちます。 やはりこの時代のスクラッチタイルの建物は、歴史を感じて良 […]