村野藤吾 森田ビルディング 真鍮とステンレスのうねる階段手すり

外観は黒い塊の森田ビルディング。エントランスホールは明るい玄関です。 入りますと、地下のテナントに降りる階段 吹抜けとなる部分をガラスパーテションの壁で区切ります。 このガラスパーテションを支える支柱、それに繋が […]

村野藤吾 森田ビルディング 迫力がある四角い窓と黒い外壁のオフィス

続いて訪れたのは、道路交差点に建つ黒い外壁のオフィスビル。大阪船場の中に建てられた森田ビルディングです。ガラスは黒く見える熱線反射ガラス。外壁は、黒い御影石。白い明るい建物が多い中で、この黒い建物はインパクトがあり […]

村野藤吾 フジカワ画廊 ガラスブロックと横連窓開口による明るいオフィス 踊る階段手すり

大阪瓦町にあるフジカワ画廊のビルです。ファサードはガラス横連窓とガラスブロックからなり、両側にはベランダを配します。ガラスブロックからは光のみを採り入れ、開口部からは大きな通りを見る。内部は光に満たされたオフィス […]

船場ビルディング ベンチと緑が置かれた開かれた中庭 レトロでおしゃれなビル

京都の町屋の中庭、スリランカジェフリー・バワの中庭などは、どれも人の心を打つ素晴らしいものですが、オフィスという機能を持つ建物で素晴らしいと思える中庭は、そんなに沢山あるものではありません。この船場ビルディングの中庭 […]

大阪 船場ビルディング タイルの貼られた外壁。光が注ぐ中庭を持つオフィス

中庭は、今私が一番好きなテーマなんです。都市住宅においては中庭ほど自然を感じ、内部と外部を上手くつなぎ合わせる仕掛けはなかなかありません。これは住宅に限らず、働く場や人が集まるところも同じことが言えます。大阪にある船場ビ […]

安井武雄 大阪ガスビルディング docomoの文化遺産モダニズム建築

大阪の大動脈御堂筋。その御堂筋には多くのモダニズム建築が建っていましたが、建替えが進みいまでは貴重な存在となっています。明治時期の建物は残すのに、なぜ優秀なモダニズム建築が次々と壊されていくのか。今の時代を生きる中年以上 […]

坂倉準三 神奈川県立近代美術館鎌倉館 1階の中庭を介した自由な平面 

外部と内部を緩くつなげるという手法はいつも私が設計する時に考えることです。外部と内部の中間領域とでも言うのでしょうか。大きな平面を持つ建物には中庭という要素を加えることで、光や風、視界の拡がりなどをその建物にもたらすこと […]

坂倉準三 神奈川県立近代美術館鎌倉館 水の波紋を写す庇(軒裏)と細い鉄骨柱

2階の展示室を見ますと、次は外部テラスから1階まで階段で下りてきます。そこで目にするのが、池とその池に跳ね出すテラス。2階の白いキューブを支える細い鉄骨の柱が並び、池の上の束石に載ります。池に反射した日の光は、白い天井に […]

坂倉準三 神奈川県立近代美術館鎌倉館 桂離宮を連想させる昭和の名建築

日本で最初にできた近代美術館である神奈川県立美術館鎌倉館は鎌倉の鶴岡八幡宮境内に建ちます。ル・コルビジェのところで学んだ坂倉順三が日本に帰り、コルビジェから学んだモダンな建築と日本の伝統的な構成を見事に融合した傑 […]

ドミニク・ペロー 大阪富国生命ビル 森を意識させるエントランスホール

働くオフィスに緑を持ち込み、そこにホッとできる場を創出する。というような事は皆考えますし、本物の緑(植物)をいろいろな水循環システムによって壁面に装着できるやり方も開発されてきました。確かに本物の植物をホールなどの共用空 […]

ドミニク・ペロー 大阪富国生命ビル  低層部のランダムガラスカーテンウォールが美しい。

建物の外壁を全てガラスで覆うガラスカーテンウォールのビルはモダン建築では何も珍しくありませんが、大阪北にできた富国生命ビルは、そのガラスの持つ透明性や反射性を利用して低層部をランダムガラスの配置にすることによ […]

村野藤吾 梅田吸気塔 銀色に渋く光る都市の彫刻

もう35年ぐらい前、大学の予備校に通っていたとき、よくこの吸気塔の前を通り過ぎていました。何だか不思議なものが建っているなーと心のどこかに記憶されていました。久しぶりにこの吸気塔をじっくり眺めました。5つの塔が地面から生 […]