代沢の家12-構造架構

仕上げですっかり隠れてしまう構造架構も美しいものです。 今回は、準防火地域の3階建て住宅で、柱や梁を石膏ボードでくるみ、準耐火構造にしましたので、構造材は仕上た段階で見えなくなります。 柱は、120角。外壁にはダイライ […]

代沢の家11-帰宅してすぐに着替えるクローゼット兼用廊下

私の家もそうですが、外から帰ってきてすぐに普段着に着替えるスペースがあればとても良いと思うんです。家は安心してくつろげる場でなければなりません。外の気分を着替えることで転換。リラックスして家族と会える。そんなクローゼ […]

代沢の家10-旗竿敷地であるが故の手作業による建て方

敷地が旗竿敷地で、しかも導入部の敷地幅が車1台が通れる幅でしたので、木造構造体を組み立てるのは手作業でした。通常はレッカーで1日で組み立てますが、今回は4日ほど有しました。3階建てですので材料をもちあげるのが一苦労。ああ […]

代沢の家9-家全体を暖める基礎蓄熱暖房

代沢の家では、床暖房として1階全てのフロアーを暖める基礎蓄熱暖房という工法を用いました。今は真夏ですので実感が湧きませんが、真冬に寒い外から帰ってきて玄関を開けるとそこからは別世界で、家全体が何となく暖かくホッとする。何 […]

代沢の家8-美しいアメリカ製クロス

各居室の一部には美しいクロスを貼っています。 私の設計では壁・天井共に塗装仕上げがほとんどです。というのも日本のビニールクロスは、クロスではなくて壁紙で、とても薄っぺらく気に入らないからなんです。中には塗装のようなクロ […]

代沢の家7 隠されたすだれ扉

この床の間の横が収納押入です。だれかお客様がみえて、泊まるような時には朝から光が射してくるので、落着いて寝れません。 そこで、1枚スダレ扉を入れてあります。 押入扉を床の間の部分に移動し、暗い部屋にします。 そして奥に […]

代沢の家6-書斎床の間に落ちる光

書斎の床の間には、2階の吹抜けから反射光が注ぎ込まれ、午前中は特に綺麗な光を感じることができます。 3階建ての隣地一杯の住宅の1階にいかに光を落とすかは設計者として皆が悩むところでありますが、こんな手法もその一つです。 […]

代沢の家5-掘り炬燵形式の書斎

玄関と書斎を仕切るのは、玄関側からは収納に使え、書斎側からはデスクに使えるカウンターです。地盤のレベル差を利用してこの書斎カウンターは掘り炬燵形式のものにしました。 当初のスケッチ 玄関の空間を無駄なく使いたいと考えてい […]

代沢の家4-視界の拡がりと上部からの優しい光を感じるエントランス

敷地に限りがある建物ですが、外から一旦中に入った時に、拡がりを感じる建物にしたいといつも考えていまして、今回の計画では、エントランスホールと1階の書斎(和室)を視覚的に繋げ、奥の床の間に上部から光が注ぎこむプランとしま […]

代沢の家3竏苧Dしい光が注ぎこむ静かなリビング

落ち着きのある空間とはどんな場でしょうか。 庭との繫がりを重視した日本的な空間は、外が何よりも大切です。でも今回のように外部に対して閉ざされた敷地では、なかなかそこをつく事が難しい。今回は優しい光を上手く取り込んで、壁で […]

代沢の家2 敷地の高低差を利用にた立体的空間のある家

しばらく検討を重ね、大きな枠組みが出来たとき再度模型を作りました。 玄関の部分とアプローチの路地部分よりも奥の敷地が60cmほど高くなっていたので、その段差を利用して2階にもトイレを設け、複雑な高低差をつけながらも楽しい […]

代沢の家-1 旗竿敷地に建つ家族の集う家

新しい家が完成しましたので、このブログを通して紹介すると共に、いろいろ振り返りながら自分なりに考察していきたいと思います。 まず、建物にとって最も重要なのが敷地条件。道路はどの方位にあるのか、隣家との関係は、緑や視界の拡 […]