箱根プリンスホテル1 生きている建築
久しぶりに箱根にあるザ・プリンス箱根 ホテルを訪れました。 完成してからもう30年近く経つのに全く古さを感じない素晴らしい建築だと思います。いつ訪れても新しい発見があるんです。 設計は、村野藤吾。まるで、森の中に昔から住 […]
木の持つ魅力-大河原木材
積み重ねられた木を見ているだけで、何だか楽しくなります。 木の持つ魅力に魅かれて、設計する建築には出来る限り木を表したいと思っています。 やはり自然素材であり、その家に取り付けられるまでにその木の歩みみたいなものを無意識 […]
小屋組みトラスの倉庫-大河原木材
大河原木材さんの室内ストックヤードとして立てられた倉庫。 木造小屋組みトラス構造。 使っているのは全て杉の無垢材。集成材ではありません。 無垢材でも何の問題もなく、これだけの大空間ができます。しかも綺麗。 整然としたモチ […]
柱に背割りを入れる
木材は、伸縮を繰り返します。空気中の水分が多い時にはその湿気を吸い、乾燥しているときには吐き出し、空気中の調湿も行ってくれます。したがって木にはひびが入ります。ひびが入るとそこから木の香りがしてきます。 1000年の法隆 […]
原木から柱や梁をきり出す
皮を剥いた原木を次に切断機にかけてスライスします。 ここで柱・梁、その他部材に切断していきます。 そして、ストックし乾燥させます。 大河原木材さんのストックヤード ここで、寝かせて乾燥させます。使う材の寸法よりも少し大き […]
木の皮をむく
切り出してしばらく乾燥させた木の皮を剥きます。今は機械のお仕事。 バリカンで頭を刈るようにバリバリいきます。 剥いた皮は、昔は暖炉などの材料に使われていましたが、今は再生利用で公園の道に圧縮してひかれたりしています。また […]
飯能の材木屋さん 大河原木材
木造の建築を設計しているのに設計している建物で使われる木の生まれも知らないのでは、話しにならん。ということで、今設計中の住宅で使う木をクライアントと見てきました。場所は、、埼玉の飯能。ここは、江戸の時代から使われてきた関 […]
東北の旅-三千家
千利休から始まる千家の系譜 家督を継いだ小庵の子宋旦、その次の代に千家は、裏千家、表千家、武者小路千家に別れ今に伝わります。この世界も奥が深い。 麟閣は、勿論趣きがあり拡がりも感じる茶室ですが、この茶室に至る前に建てられ […]
東北の旅-福島県指定重要文化財 茶室麟閣
会津城の中に戻されて移築された茶室麟閣は、千利休の子小庵が建てた茶室。秀吉から切腹を命じられた千利休ですが、その子小庵をかくまったのが当時の会津藩主蒲生氏郷。 その茶室のある建物 平面図 茶室横の書院鎖の間の給仕口より、 […]
東北の旅-武者走り
大手門の渡り櫓などに簡単に昇り降りができるように設けられた階段状の石垣があり、武者走りと呼ばれています。 重い鎧を着て、急な階段を昇ったり降りたり。昔の人は体力があり、鍛えていたんです。 東山温泉から近いこの周辺には、悲 […]
東北の旅-会津若松城跡鶴ヶ城天守閣
会津若松城の跡に建てられた今資料館となっている天守閣です。 5層からなるお城。幕末は、官軍との激しい戦いの末会津藩は破れ、城もかなりの被害を受け、取り壊されました。多くの人が戦い、亡くなり歴史は動いたわけです。このお城は […]
東山温泉向瀧旅館10-桐天井の大宴会場
玄関部分の2階には、80畳を超える大宴会場があります。 一番の特徴は、格間天井にはめ込まれた1枚板の桐板です。木の柾目がとても綺麗で繊細。品格があります。 こちらが能舞台。床は、クッション性があり、音が響くようにできてい […]