根津のはん亭

根津にある串揚げ屋さんのはん亭です。 木造3階建て。1階から3階まで全て客席があり、外を眺めながら食事ができます。味もさることながら、やっぱり建物が魅力的です。今の建築基準法では、これだけの開放性がある木造3階は、免振構造等を駆使しないとなかなか実現は、難しいです。 低い腰壁のある開口部に腰掛けて外の風を感じて涼むというのは、私が小さい頃には当たり前の事でしたが、最近の建物では余りこのような開口は、用いなくなりました。和室から洋室へと生活様式が変わったことも大きな理由ですが、やはり落着きます。外の街とも繋がりができるし、上から見ていてもとても楽しい。歩いている人にもつい声を掛けたくなるしつらいなんです。 今は、外部とのつながりを壁で閉じて内なるプライベート空間を楽しむという考えで住宅を設計する場合が多いのですが、もっと外に開く事も考えようと改めて感じました。

この投稿へのコメント

  1. snow said on 2009年5月4日 at 9:38 AM

    はん亭、懐かしいネ縲鰀
    ところで、黄色いのが気になって…
    アレはナニ?

  2. ひげのひでちゃん said on 2009年5月5日 at 7:47 PM

    古い木造建築の前に黄色い1人乗り電気自動車。この取り合わせが面白かったのです。どなたの車かわかりませんが、ここに停めた事がすごい。
    最先端の技術と、昔からの自然を友とする知恵の建築。どちらもエコの局地ですな。