明日館(1)

今日から月に一度池袋にあるフランクロイドライト設計の明日館で、公開講義に出ることにしました。講座タイトルは、「建築家A・レーモンドは何を残したか?」で、建築家の三沢浩さんが、話をして下さいます。 明日館の建物に関しては、これからじっくりと味わってみようと思います。 ライトの建築を体験するのは、これで3つ目ですが、そのスケール感と入口から内部へと引き込まれる空間の流動性、内部の心地よさには毎度感動させられます。講義は1時間半でしたが、いつまでも寛いでいたい空間です。 レーモンドの建築も教会、学校関係は保存状態が良く、いまでもその空間を体験できます。これから半年、じっくりとレーモンドを含めた近代建築を学ぼうと思っています。 今日は、明日館の暖炉についてですが、煙道下部の見えない部分の吸気口から新鮮な空気を入れて、上昇気流で薪を燃やすと共に、前面には、暖かい輻射熱を出すという機能が隠されていることを学びました。 空気を取り入れるためのバックスペースにもかなり工夫された後をみてとることができます。 「森の別荘」でも暖炉の吸気に関しては気をつかいましたが、ライトはさすがに上手い方法で、暖炉を気持ち良く燃やしたものです。新たなる発見でした。