大地の芸術祭(1)
新潟県津南町、十日町で開催中の大地の芸術祭に行ってきました。3年に1度の芸術のお祭りで、東京23区ぐらいの広さがある越後妻有地域いっぱいを使い、多くのアーティストが民家や学校、自然をキャンパスにして作品を展示しています。
2000年製作のドラゴン美術館の中にジェニファー・ウェン・マの墨の池が今回の展示作品。底が見えない墨の水盤に光が入り込み、静寂で不思議な空間となっています。
イ・ジェヒョの木の飴玉のような作品。木を上手く組み合わせ切断面を素地に内部を黒く着色。球体であるのに、表層が変化に富んでいてしかも同じ素材でできているのが面白い。
2000年の本間純の作品。使いかけの鉛筆が林立し、奥の窓から世界が見えます。鉛筆体育館みたいな楽しい作品で、スケールは小さいけれども、目線を低くすると、大きな世界が見えてきます。
廃校となった学校を舞台に繰り広げられる物語を流木を組み合わせた人形で表現。ダイナミックに絵本が3次元で読み取れる構成です。田島征三作