ネイチャー・センス展
森美術館で11月7日まで開催中のネイチャー・センス展を見てきました。
吉岡徳仁・篠田太郎・栗林隆といった作家の作品が天井の高い大空間に置かれていて、ゆっくりと味わうことができます。自然というとても大きなテーマを現代アートとしてどのように捉えるかというテーマです。
吉岡徳仁のスノーという大きなインスタレーションは、羽毛を扇風機でかき混ぜ、それがゆっくりと時間をかけて落ちてゆく様子を見て感じるのですが、雪国の粉雪を連想させ静寂と時間の流れを体感させてくれます。また特殊ガラスの無垢板のテーブルは、無垢という圧倒的な存在感を感じることができます。
又ネイチャーセンス展とは別に見ることができたインドネシアのトロマラマの作品は、音楽と映像作品がまさに一体となった物ですが、気の遠くなるような力技から生まれたもので、その掛けられたローテクエネルギーがだれにもわかるが故に、感動させられるものでした。