目黒から恵比寿散策

JR山の手線で恵比寿から目黒に行く途中に大きな赤い球が黒い建物に食い込んだ建築が目に入ります。すぐそばを通る機会があり、外観を覗いてみますと、道路側は全くの黒い壁にスリット状の開口部が綺麗に空けられています。金属パネルとばかり思っていましたが、なんとコンクリートの壁にスリットが設けられていました。力技です。 先端方向まで歩くと先の方は細くなり、シャープなイメージですがそこにアンパンマンのホッペみたいな球体がはまっているのを垣間見ることができます。 さらに歩くと、その球体が見えるのですが、道路からはほとんどその全容は見えません。 設計は芦原太郎氏。自動車教習場の建物です。 赤い球は、昇る太陽をイメージしたもの。一度見ると忘れられない形状です。 強烈なインパクトを与えますが、街に対しては暴力的では無く大人の落着いたデザインであり、動く山の手線に対しては一瞬の映像として頭に残るインパクトのある建物となっています。 恵比寿駅まで来ますと、良くデッサンのモチーフとして使われている雑居ビルが見えました。こちらは、街並みに対していろいろ看板が着いていますが、色とそのバランスが良く、なかなか見ていて飽きません。陰影があるのと、人の手の痕跡のようなものが見えるからでしょうか。