再生・再創造展
資源が無く、食料自給率もほとんど期待できない日本がこれからも世界で生き残るにはやはり「ものづくり」ではないかと思います。ただ今まで通りのやり方では安い海外製品にどうしても勝てないしどんどん廃れる一方ですがどんな突破口があるのか、建築の世界でも以前から模索されています。
そんな一つの回答が昨年の三宅一生の「REALITY LAB 再生・再創造展」で垣間見られました。
再生・リサイクル素材を利用しながら、着心地が良くさらにデザイン性に優れたものを衣服デザインを超えた異分野の「知のコラボレーション」によりまったく新しく作り出すという試みの紹介でした。
まだまだ多くの職人的仕事を行える工場が残っていて、その工場の経営者も新しい事に挑戦する心意気があります。さらにいろいろな分野では非常に画期的なアイデアを研究している人も多くいます。ひとりの強い意志がみんなの力を集め、新しいことに挑戦していく工程は勇気とエネルギーをもたらし未来への扉を開くということを感じさせてくれました。
小さい事からで構わないので、やはり目標を掲げてそこに邁進する大切さを再認識させてくれた展覧会でした。
安藤忠雄設計の六本木の21_21 DESIGN SIGHTで行われました