フランク・ロイド・ライト 落水荘(6)
ダイニングの脇の壁後ろに2階へと上がる階段があります。
もちろん石の階段で、幅はせまく石の壁の間を昇っていく感じ。
一度昇りきったところに壁が向かえ、振り返ると
このように柔らかい曲面手摺が見えます。
右の壁の向こうには更に数段登る階段があります。
更にその奥には3階へと導く階段が見えます。
3階への階段は、壁が本棚になっています。その上はプライベートな寝室となっています。
狭い部分に豊かな空間が凝縮されています。
階段は、上下を繋ぐ重要なファクターですが、更に進んで光を取り入れたり場を変えて変化に富んだ空間を体感させたりとデザイン上最も大切にしたいところなのです。