ル・コルビジェ パリのアトリエ(10)
階段室を上ったペントハウスには、ゲストルームがあります。
広く開かれた下の階に対してここは、壁で囲まれたこじんまりとした落着くスペースですが、単なる四角ではないところが、コルビジェです。コーナーには、ベットと水廻りがありますがこの形が、やはり洞穴のように掘りこんであります。
ゲストルームから階段室を見たところ。
当時の写真
後期のコルビジェの建物は、有機的要素が多く散りばめられ、何となくホッとする空間がそこにあります。ここに至るまでの壮絶な戦い。強い意志。妥協しない探究心と勇気。コルビジェから学ぶべきところはまだまだ沢山あります。