原美術館ジャン・ミッシェル・オトリエル展-1

品川・御殿山の原美術館で開催中のジャン・ミッシェル・オトリエル展に行きました。原美術館には久しぶりに足を運びました。 東京の美術館の中では最も人気があるそうです。 がさつく事無くゆっくりと庭を見て、作品に触れ、お茶も頂いてのんびりできる数少ない美術館の一つです。 原美術館は、渡辺仁設計のモダニズム建築です。今でも充分新しい建築で、空間構成も楽しく、特に柔らかい曲線の多くが心を慰めてくれます。 曲線の廊下は前が見通せないので、その先になにがあるのか分からない魅力がありますし、やはり有機的な優しさが感じられます。階段室や、1階の円形ラウンジがとても良くできています。空間に余裕(間)があるとでもいうのでしょうか、そんなに大きな建物ではありませんが、ポイントポイントの視界の拡がりと空間の強弱がじつに上手くハーモニーを奏でています。