ポーラ美術館 山の中に掘りこまれたガラスのアトリウム
国立公園の中に建てる建物には多くの規制がかかりますが、この美術館は、それら規制を上手くデザインで処理し、自然の中に溶け込む美しい建物として人気があります。勿論展示品もジャンルを問わず収集されていてゆっくり鑑賞を楽しめました。
少し外部のアプローチを進んで、このエントランスに入りエスカレーターで下階に下りて行きます。展示室と展示室の間の明るいホール空間がこの建物の見せ場になっています。
トップライトの納まりがデザインのポイント。出来る限り構造フレームを見せないでガラスだけでガラス天井が成立しています。
正面がレストラン。展示室を廻りこのホールに出てきて、一服です。
エスカレーターを降りて展示階に着くと正面には大きな開口部が広がり、箱根の豊かな自然を目の前に捉えることができます。
中心的なこのエスカレーターホールにはトップライトから光が存分に注ぎこみ、壁のガラスに反射して、ホール全体を光で包み込むデザイン
この建物は、地震にも強い免震構造となっています。そのため通常の柱よりも細く、緊張感が出ています。よくメンテされていて、美しさは出来た時と変わりません。