有楽窓を用いたギャラリー廊下

以前このブログでも書きましたが、織田有楽が作った如庵という茶室に使われている細い竹を並べた窓である有楽窓ですが、今回の住宅にその変形みたいなものを使いました。玄関を入って廊下があるのですが、そこがちょっとしたギャラリースペースになっています。北側なので直接的な光は入りませんが、逆に北側採光は安定した光が入るので、落ち着く空間が作れます。 旅の想い出の品々やお気に入りの陶器などを並べて楽しむスペースですが、普通の窓だと面白くありません。しかも和を意識した開口にしたいということで、この窓になったわけです。 細い矢竹を並べて作った窓。昼間は光がやさしく入り、夜は間接照明でより竹の表現がはっきりとわかります。 これだけでも本当に落ち着くんですよね。