オランダ王国大使公邸4 建物の中心にある階段

階段は上下の階をつなぐという意味以上に気持ちを切り替えたり、上に上る高揚感を高めたり、空間に変化と流れをもたらしたりと多くの要素を含む大切な装置です。この大使の階段も1階のパブリックなスペースと2階のプライベートなスペースを分ける以外に、中心にある暗いホールに上部からの光をもたらす装置として欠かせない存在となっています。 設計では階段の昇り方、折り返しの高さ等考えるべき項目が多い中で見事な階段に仕立てています。 ダークブラウンのマホガニー系の壁に光が反射し、とてもゴージャスで、きらびやかな階段となっています。 大きな吹抜けが無い家においてこの階段からの光や、空気のボリューム感はとても大切です。 まったく手をぬいていない細かなディテールにも目が行きます。

この投稿へのコメント

  1. 匿名 said on 2013年11月9日 at 5:08 PM

    木のぬくもりがいい感じ( ̄▽ ̄)