立教大学本館 イメージを踏襲した廊下と階段のデザイン
内部は完全リフォームです。床をはがし補強のコンクリートを打設し、壁と天井には耐震の鉄骨が補強されています。
廊下の内装は当初のイメージを踏襲して、天井は少し柔らかい織り上げ天井とし、上手くまとめられています。
床は、昔はテラゾーと言って石のはいったモルタルを左官が磨いて作ったものでした。今回もそれに似た形で復元されています。
廊下の照明は新しく作られましたが、これも昔の写真を参考にしながらいくつかモデルを作り検討したそうです。
階段手摺は木製ですが、このカーブのところなんかは、大工さんが何度も削りながら作った苦労の跡が良く分かります。