木製サッシは空間に落ち着きを生む
木製サッシを渡しは設計で良く使います。と言いますのも、その重厚感、エレガントさが好きで、インテリアとしての窓のしつらえが優れていると考えるからです。更に、昔のように隙間風の入るものは使いません。見た目だけではなく、気密性のある木製サッシは断熱性が優れているからです。バリでは気密性はいらないので、比較的自由に大きな開口を持つサッシが使われていて、その大らかさがまた気持ち良くさせてくれるのです。ここでは防火設備等の難しい法規も無いですしね。
2層のメゾネットタイプの客室の全面をこの大きな木製サッシが覆い、外部との美しい繋がりを作り出しています。
2層吹き抜けの空間の全面を覆うのは、コルビジェのユニテで経験しましたが、このコンドミニアムは、2階の床がサッシに近すぎて、吹抜け効果が今一つ弱い感じがしました。