シーランチコンドミニアム 窓からの光が陰影を作り出し、室内に深みを生む
シーランチコンドミニアムは、ユニット8と9を見学できました。
じっくり味わってかんじるのは、それぞれのユニットのヒューマンスケールな心地よさ。この気持ち良さはどこからくるのか。今までのブログにも書きましたが、出窓、神殿、方向を変えた窓の取り方、トップライトからの優しい光、統一された素材。自然素材の持つ不思議な力。などなど。
大きな一つのスペースの中にいろいろなパーツが入っているわけですが、壁とそのパーツがくっついて部屋を構成しているのでは無く、大きな空きスペースに組立細工(おもちゃ箱のような)が隙間を設けて置かれているという感じなんです。
壁を立ててスペースを作ってはいないので、隙間が沢山できます。
その隙間にトップライトからの光が注ぎ込まれます。
空気がどこも繋がっている感じなんです。
トップライトの光と、配置されたユニットによって、昼間でも照明がいりません。エコな設計
開口部の配置により、部屋の中に陰影ができ、空間の中に深みができます。
本当に考えつくされた建物でした。