木造ラーメン構造 SE工法で大スパンを飛ばす

鎌倉で建設中の住宅です。木造ですが、大きなスパンを飛ばすプランで今回はSE工法という木造ラーメン構造を使いました。 構造材は全て集成材です。集成材とは細い木をいくつか接着して梁や柱とするもので、集成材自体はヨーロッパを中心にそれこそ30年以上前からつかわれている材です。工場で製作されるので、品質が一定で構造的にも計算しやすいのが利点。ジョイント部分も鉄の金物による接合で、在来工法による仕口の処理はいりません。簡単に言えば大工さんの技量に関係なく構造材は組み立てることができます。 大きなスパンを飛ばすのでこのような大きな梁となります。 柱と基礎は金物を介して直接つながるので、地震時における引っ張りに対してかなり信用度があります。 SE工法はSE工法としての利点があり、無垢の木材を用いる在来工法は在来工法としての利点があります。設計する建物、家主の好みによって使い分けるのが良いかな。