旧前田家本邸公園側外観 石と煉瓦の重厚なデザイン

公園側(広大な庭側)のファサード 石のアーチを持つ1階部分と煉瓦タイルの2階 バルコニーが前面に設けられ、2階、1階共に庭に対して出られるようになっています。 石もタイルも、良く見ますと細かいディテールがあちらこちらに見られ、勉強になります。 タイルは陰影を付ける為に凹凸に貼られ、リズムを生み出しています。 石は、びしゃんと言って細かいノミでたたいた味わいのある仕上げ この一面でも相当なエネルギーがかけられています。 建物の神は細部に宿ると言いますが、この建物もじっくり見ますと、すさまじいエネルギーの蓄積だとわかります。そのかけられた時間と想いが今そんなことを知らない我々が見て、何か他とは違うものを感覚的に感じ取るのですね。