亜鉛メッキ硫酸亜鉛処理の笠木

スチールの魅力は今も変わらず持っていますが、外部に鉄を用いた場合、どうしても錆との戦いは避けられません。塗装を何年かに1度必ず塗らないと雨がかかるところでは必ず錆がでます。そこで昔から使われているのが亜鉛メッキ。これは亜鉛の大きな槽に鉄の製品をどぶっと漬けてメッキする方法で、昔から使われています。ただ、色がシルバーなので、デザイン的に必要な場合はどうしてもその上に塗装処理しなくてはいけませんでした。ここ数年前からは、その亜鉛メッキした上から更に硫酸槽に漬けこんだ硫酸亜鉛処理という方法が考えだされ、その黒い感じが好まれる設計者が増えています。今回工事中の物件にもその硫酸亜鉛処理を使っています。 この何とも言えない亜鉛の模様が自然な感じで好きですね。 建物のてっぺんの笠木の部分に使いますが、なかなか大きくて重くて取り付けるのにも大変な苦労をしながらの作業でした。