ジェフリー・バワ カンダラマホテル(1) 環境と一体化したホテル

夜に、スリランカの首都コロンボに着き、そのままバスで4時間揺られ、着いたホテルが建築家ジェフリー・バワのホテル建築の傑作カンダラマホテルです。坂を上り迎えてくれたホール。振り返りますと、遠く湖に月光が反射し、最初から幻想的なお迎えとなりました。 朝起きてびっくり。森の中にどっぷりと浸かったホテルでした。こんなスケールの大きな森の景色が見られるとは本当に驚きでした。 バワはこの建物を設計するにあたり、敷地を決める段階から参画しました。ヘリコプターに乗り、このあたりをくまなく廻り、ここぞという場所に建設を決めました。 建物は目立たず、森と一体化するように設計されています。バワが話したところによりますと、設計後50年後建物が人に使われなくなった時にヒョウの住処になっていれば良いと思っていたそうで、植物が外部を覆い、建物自体は見えなくなるように考えていたようで、今でも木に覆われ、ほとんど森と区別がつかない部分もできてきました。 これはエントランスホールから見た朝景 こちらは、湖の対岸からホテル側を見たところです。山の裾野部分にホテルがあるのですが、ほとんど解りません。