盛岡市 旧第九十銀行本店 ユーゲントシュティルの建築
旧盛岡銀行のある通りを歩きますと、すぐ近くにこれまた銀行の建築がそびえます。旧第九十銀行本店です。何か銀行間の厳しいライバル意識が見えてきそうな両銀行の立派な構えではないですか。設計は横浜勉。盛岡出身の建築家で、この建物はロマネスクとセセッション建築の折衷だともいわれます。
この形が何とも言えず好きですね。
長方形のしっかりした開口部とアーチのかかる玄関
建物コーナーの石貼り。2階開口部上部のアーチ。基壇。
うーんこの重さ、たまりませんな。
内部の営業室。今はギャラリーです。
階段を見れば、その建築の凄さがわかりますが、この階段手すりはうねるように昇っていきます。
2階の会議室にもわざわざ2つ階段を設け、格の高さというかその部屋の重要度を表現しています。