谷口吉生 京都国立博物館平成知新館 空気が変わり気が引き締まるエントランスゲート
京都国立博物館平成知新館に行きました。道路の反対側には三十三間堂。歴史ある街並みの中に視界が開け、ゲートが現れます。
垂直水平の世界。
ゲートの先には平成知新館が見えます。非常にパースペクティブな構成
無駄な装飾は一切ない、切り詰めたデザインとそれを可能にする研ぎ澄まされたディテール。まさに谷口さんの世界です。
ここで、空気感が変わるのが解ります。
垂直の壁と水平な屋根。ミースファンデルローエのバルセロナパビリオンを彷彿させる構成
水盤は黒。底が見えない垂直方向の無限の拡がりを感じさせます。
気持ちの良いアプローチ。これだけの引き空間がある建物は現代建築ではほとんどお目にかかりません。
右手には明治古都館