星野リゾート界津軽(旧南津軽錦水) 開放的な廊下 池に写る美しい照明の光

水盤というのは、やっぱり良いもんです。水そして火、土といった要素が建物に盛り込まれることで、人の根底にある自然とのつながり、親しみが湧いてきます。水がないところに人工の池を作るには、それなりのコストもかかり、維持メンテナンスもこまめに対応しないといけないわけですが、そこに身を置く人の心には、心地よさというお金では計れない価値をもたらします。 外壁タイルも細かなディテールまで設計されています。 1990年の竣工。この時代は良いものをしっかりお金もかけて造るという建物も多く、その良い部分が今に残る建物です。 特に夜に光が水盤に反射する景色は、良いですよね。 客室棟の最上階の廊下はこんなに開放的 大きな屋根の下にガラスの屋根が設けられています。間接光が入る美術館のような廊下 夜はこんな廊下に変わります。 長い廊下のは階段室が途中設けられ、そこのスリットはガラス開口部。 そこから庭が見えるという仕掛け どこも手を抜いていない、作りこまれた建築でした。 設計は坂倉建築研究所