前川國男 弘前市斎場 家族の悲しみを受け止めるコンクリート格子の屋根
エントランスは大きな屋根で守られていますが、この大屋根は鉄筋コンクリート造。少ない柱で、重い大屋根を支えているのですが、普通の梁ですとその梁が大きくなりすぎるので、梁を格子状に組み、大きなスラブ梁のような形となっています。そのコンクリートの格子の屋根がまた静けさを表しているようにも感じました。
くすんだ黄緑カラーの丸いコンクリート柱は前川建築のイコンです。
柱と壁が少ないので景色がズバッと抜けて見えます。
力強い格子の屋根
玄関へと導かれます
玄関入りますと、正面に受け止める壁が立ち、右が火葬棟の炉前スペースへの入口、左へ行きますと待合スペースとなります。
一般待合スペースから炉前室方向をみたところ。