アルヴァ・アアルトのアトリエ 光へと導かれる人に優しい階段

アルヴァ・アアルトのアトリエの玄関扉を開けますと、正面に階段が見え、2階からの明るい光が白い壁に反射して降り注いできます。 天井と壁は白、床は赤い煉瓦タイル。正面の壁はテクスチャーを感じることができる煉瓦ブロックに白く塗装されたもので、落ちる光によって厚みのある質感が伝わります。 玄関入ってすぐ右には、コート架けとその右がトイレスペース 階段を昇ります。 正面に置いてあるのは、アルテックの移動テーブル。勿論アアルトの設計です。 右上の開口部から明るい日差しが入り、反射してきます。 階段上部の壁から建つ照明も植物の花のように有機的で美しい 上がった正面の部屋は打合せ室です。明るい間接照明の壁が迎えます。 手すりもこのような柔らかい人に優しいデザイン 階段見下ろし。見下ろすと床は赤いタイルですが、先端の木が見えるので、はっきりと階段が認識されるので降りる際、危なくありません。 階段を上がって振り返りますと、作業デスクや模型が並ぶ事務所となります。 ハイサイドライトから燦燦と入る光ですが、太陽高度が低いので、奥まで光が届きます。 階段のディテール 階段の踏面の先端は、木製。蹴上も木が入り、その下は白い塗装という構成 これにより、赤いタイルも蹴上の木もはっきりと認識ができます。しかも自然素材なので、人に優しい