アルヴァ・アアルトのアトリエ 白い曲面壁で囲まれた中庭
アルヴァ・アアルトが描いたこのアトリエのコンセプトスケッチです。
階段を昇って下の長方形が製図室そして直角に曲がった左の部分がアトリエ
アトリエの壁は曲がり、製図室の壁と共に囲むような空間を作りそこを中庭としました。そこは中心があって渦を巻くように次第に床面が下がり、屋外ステージにもなります。アトリエの内部からこの中庭を見た時のアイストップとなる壁も重要です。現在は、このアイストップの壁の部分に食堂があります。地面の傾斜を最大限生かした設計です。
白い壁。建物を右側に向かって進みますと、中庭となります。
地面が、アトリエの方向に向かって上がっているので、アトリエは2階なんですが、地面に近くなっているのです。
左の高窓があるのが製図室。右が曲面壁のアトリエ
アトリエの壁は、サッシの下が波が打つようにギザギザ模様になっています。
基礎コンクリートと煉瓦の境界
廻りこみます。右は道路境界に沿って設けられた壁。建物との間にこれだけのスペースをとっています。開口部が見えるのは、トップライトのあった会議室
食堂ができる前の当初の平面図
流れるような平面形態がそのまま奥行の深い空間を創り出しています。