フィンランド建築家エリック・ブリュッグマン トゥルクの復活礼拝堂 入口へと誘う石の階段アプローチ

今回の北欧の旅で最も感動した建物がこのトゥルクの復活礼拝堂です。写真で振り返りながら、もう一度その建築のすばらしさを想い出してみたいと思います。 設計はエリック・ブリュッグマン。1941年の完成。今から75年前の建物。戦争で親友を亡くし、その深い悲しみを乗り越え、設計したというこの礼拝堂。辛さを体感し、その想いを祈りに変えて設計したのでしょう。建物全体に人の気持ちに訴える優しさや勇気といった感情が伝わる建物でした。 まずは外観で、正面玄関に真っ直ぐ至るアプローチからスタートです。 正面に礼拝堂の入口ポーチ。そして右手に鐘塔 綺麗なーと思ったのは、正面玄関に至る石の階段です。 シンメトリーではなくて、左から植栽が階段に伸びていき流れを作っています。 日本庭園のような流れを感じる階段でした。 スロープに近い低い階段 正面のポーチへ ポーチ左側の壁に彫られたレリーフ そしてその上の十字架 ポーチから鐘塔を見ます。 正面の銅板の玄関扉です。 自然の森に囲まれ、静寂の中で、この建物に向かい合うと、何だか心が安らぎます。 明日のブログは、素晴らしい内部を振り返ります。